お知らせ

平成27年度 事業報告概要

2016年08月01日

 わが国経済は、政府の大胆な金融政策などにより、大手企業の雇用・所得環境が改善し、また原油価格の低下などにより諸外国との交易条件が改善する中で、緩やかながら回復基調となった。
 一方で、中小、零細企業にまでその効果が波及しておらず、今後の景況には十分注意が必要な状況が続いている。
 当地域においては、このような経済の見通しが難しい中、市内の消費喚起と地域経済の活性化を図るためのプレミアム付商品券の実施、またNHKの朝ドラや来年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送など明るい話題もあった。
 平成27年度浜松商工会議所では、「全員参加で地域を元気に」を基本方針に、会員企業の繁栄のため経営発達支援計画に基づいた中小企業・小規模企業支援や、積極的な政策提言活動による地域経済の発展、会員サービスの充実と基盤づくりの強化などを重点的に事業を展開した。

Ⅰ会員企業の繁栄
○国が認定する「経営発達支援計画」に基づき、小規模事業者などを対象に、事業計画の策定から販路開拓までの伴走型の経営支援を行った。
○創業塾の開催やはままつ起業家カフェと連携した創業支援を実施した。
○JETRO浜松貿易情報センターや浜名湖観光圏整備促進協議会等関係機関との連携により、中小企業の海外展開、またインバウンド展開へのサポート体制の確立を図った。
○「青年部30周年記念事業」などを通して、次代の商工会議所を担う若手経営者の連携強化を図った。

Ⅱ地域経済の発展
○会員や業界の声を反映した意見、具申活動を積極的に行うことにより、当所の存在価値向上を図った。
○新産業の創出と既存産業の底上げを目指した事業を継続実施していく中で、特に小規模企業の他社との差別化を図る取り組みを支援した。
○「浜松地域新産業創出会議」による諸事業を展開することにより、新たなビジネスマッチングの機会創出など即効性のある事業を積極的に実施した。
○「いきいきフェスタ」の開催などを通して、健康経営、健康寿命の普及、シルバービジネスへの展開を図った。
○「家康公顕彰四百年」の年として記念イベントの実施、「浜松闘将・家康プロジェクト」を通して、商品開発・販路拡大、着地型観光モデルの造成にて機運を盛り上げた。
○JAとぴあ浜松との連携強化や、食供給者、食品加工業者、販売者の三者による有機的な連携を通して、「ヒット商品を作ろうプロジェクト」などの商品開発を行なった。
○中心市街地活性化基本計画の進捗管理や「軽トラ浜松出世市」の開催、「まちの駅やらまいかショップ」の運営を通して政令指定都市にふさわしい中心市街地の再生を図った。

Ⅲ会員サービスの充実と基盤づくり
○安定的な財政基盤確立のため、事業別損益の黒字を維持すると同時に、会員事業所への還元事業を積極的に展開し、会議所活動に参加しやすい環境、意識の醸成を図った。
○防潮堤早期実現に向けた寄附活動の展開など、津波対策事業を積極的に推進した。
○会員の直接的なメリットとなりうる取引拡大や販売支援事業を展開するとともに、ビジネスチャンス拡大につながる新規事業の「アライアンスパートナー発掘市」などの交流・マッチング事業の強化、会員向けサービス事業の普及に努めた。
○会員サービスの充実のため、職員の資格取得奨励など、資質・能力の一層の向上を図った。
○地域の持続的発展や活性化に資する目的で「婚活パーティー」を開催し、当所事業への新しい参加者層の充実を図った。


問 浜松商工会議所 総務管理課
  ☎053・452・1111
somu@hamamatsu-cci.or.jp

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