BCP相談経営支援・サービス

災害対策の必要性

近年の気候変動等の影響により、台風・豪雨による被害が浜松でも発生しています。また、南海トラフ地震の発生も予測され各企業での備えも重要です。

現在直面している課題として、新型コロナウイルス感染症の蔓延があり、いつ自社の社員が感染してもおかしくない状況です。しかしながら、感染症を災害リスクとして想定している企業は少なく、対策が後手となっています。

被害を最小限に抑えるためには、事業を止めないで継続するための計画(BCP)が必要です。

BCPとは

BCP(Business Continuity Plan)とは「事業を止めないで継続するための計画」です。企業が自然災害、巨大地震・津波をはじめとする大災害などの緊急事態に遭遇した際、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などをあらかじめ取り決めておく計画のことです。

BCPを策定することで、企業の危機対応力が高まり、想定外のリスクや、さまざまな経営課題への対応力向上が期待できます。例えば、「経営者の代替戦略」は「事業承継」につながり、「BCP特別保証の予約取得」は「取引先からの信用力向上」につながります。

BCPのメリット

BCP策定意向企業

2021年7月時点で、BCPを「策定済み(感染症対策含む)」は8.1%。
「策定済み(感染症対策は含んでいない)」(5.1%)も含めた広義の『策定済み』は13.2%と、策定に向けた取組みはあまり進んでいない状況です。

事業継続計画(BCP)の策定状況ピンチアウトしてください

※出典:浜松商工会議所「事業継続計画(BCP)策定状況に関するアンケート結果」

「感染症」は想定リスクの10番目

「事業の継続が困難になると想定しているリスク」の中で、感染症は10番目の低さ。多くの企業が備えのないまま新型コロナウイルス感染症に直面したことになります。

事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査

※出典:株式会社帝国データバンク 「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査」

BCP策定に向けて

※詳細については、当所までご相談ください。

  • 01

    自社の取組状況の確認

    まずはチェックシートを活用し、自社の状況を把握することから始めましょう。取組状況チェックシートは以下からダウンロードしてください。

    PDFダウンロード

    自社の取組状況の確認

  • 02

    ハザードマップの活用

    自社の立地する拠点や地域において、どのような自然災害があるのか把握しましょう。下記ホームページ・アプリにて、域内の自然災害を"見える化"したハザードマップを公開しています。

    浜松市防災マップ静岡県総合防災アプリ
    「静岡県防災」

    ハザードマップの活用

  • 03

    事業継続力強化計画の認定

    経営資源に乏しい中小企業・小規模事業者の場合、ゼロベースからのBCP策定は難しいのが現状です。将来のBCP策定を見据えた第一歩として、まずは「事業継続力強化計画」の認定を目指しましょう。

    中小企業庁:
    事業継続力強化計画

    事業継続力強化計画の認定

  • 事業継続力強化計画とは

    中小企業が行う防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が認定する制度。認定を受けた中小企業は、税制優遇や補助金の加点などの支援策を活用できます。

    認定企業への支援策

    1. (1)日本政策金融公庫による低利融資(設備投資資金)
    2. (2)信用保証枠の追加
    3. (3)防災・減災設備への税制措置
      ※災害時に役立つ設備(自家発電設備、制震・免振ラック、止水板等)を導入した場合に特別償却(20%)が可能
    4. (4)補助金の優遇措置
    5. (5)認定ロゴマークの使用
    6. (6)本制度と連携いただける企業・団体からの支援
  • 04

    BCPの策定

    BCPの策定は、フォーマットが公開されている「静岡県事業継続計画モデルプラン(入門編)」の活用がスムーズです。また、策定については、専門家を活用し進めていくのも効果的です。

    静岡県事業継続計画
    モデルプラン
    中小企業119

    BCPの策定

BCP策定事例

予測不能な自然災害や感染症。
非常時における事業停止・縮小への対策として、「事業継続力強化計画」を策定し、はじめの一歩を踏み出した事業者を紹介いたします。

つちや餅店
つちや餅店
浜松市中区泉2丁目4-30
TEL 053-474-9592

1981年創業。投げ餅、団子、大福、饅頭、季節の餅菓子の製造販売とOEM製造・卸売りを行う。2019年に改装し、団子を焼く様子を外から見えるようにすると、次第に行列店に。2020年7月わらび餅ドリンク発売。2021年7月ネットショップ開始予定。

これがわが社のBCP対策!

2018年の台風による大停電の際、うちは食品を扱っているので非常用電源の重要性を再認識。緊急時の対応をしっかりと可視化するためにBCPを作成しました。中小企業庁のサイトにサンプルが用意されているのでそれほど難しくなく、店の状況の把握と、足りない部分をどうするかを検討し、実施策にまとめました。

対策の柱は、①従業員・取引先の緊急時連絡網をつくる ②材料の保管倉庫が使えなくなったときの協力会社を決める ③発電機の準備の3点です。物が落ちないようにするなどの地震対策はしていましたが、被災時に経営を継続させるための対応策は深く考えていなかったので、いいきっかけになりました。また、従業員にも店の取り組みを認知してもらうことができました。

これがわが社のBCP対策!

株式会社ビマックス
株式会社ビマックス
浜松市西区雄踏町山崎3907
TEL 053-592-3920

2002年創業、2006年法人設立。溶接・金属加工を主とし、船外機輸出用コンテナ、トラック用アルミボックス、自動車用部品などを製造。自動化しにくい仕事を積極的に受注し、高付加価値の製品を少量多品種生産することで、取引先の業種の幅を広げている。20代、30代の社員が多く活気あふれる会社。

これがわが社のBCP対策!

BCPの作成は、「ものづくり補助金」の申請がきっかけでした。溶接加工に必要な長尺鋼材を切断する機械を導入するためです。BCPの作成は初めてではなく、東日本大震災の後、取引先メーカーから指導がありました。 屋上に避難所をつくるなど規模が大きかったため断念しましたが、その際、地震で機械が倒れないよう耐震装置を取り付けたり、予備の機械を準備したり、従業員の連絡網をつくったりすることができました。 今回は新たに、1.社員・家族を含めたグループラインの作成 2.予備電源の準備 2.火災保険に加入の3つを計画。特に3.は、土地柄、浸水被害が想定され、高額な機械もあるため火災保険の水災補償も必要と感じました。設備投資をきっかけに今一度災害リスクを検討することができて良かったです。

これがわが社のBCP対策!

Contactお申込み・お問合せ先

浜松商工会議所経営支援課
浜松市中区東伊場2-7-1
TEL: 053-452-1115 お問合せ
アクセス
入会案内
SNS
来所予約
お問合せ