お知らせ

金属機械商業部会視察会 鯖江のメガネ産業の底力を体感

2015年10月01日

浜松商工会議所 金属機械商業部会(神谷竹彦部会長)では、7月16日(木)、福井県鯖江市の企業視察会を開催し、8名が参加しました。

最初に訪問したメガネフレームメーカー大手の(株)シャルマンは、部品工場から世界的なメガネフレームメーカーに成長を遂げ、さらに手術用医療器具の分野へ進出しました。

同社の岩堀専務は「医療器具分野の進出は、北里大から眼科用手術器具をチタン製にしたいと相談があったのがきっかけ。当社の技術力が評価され、著名な先生と共同開発ができ、250もの製品をラインナップするまでになった。立ち上げて3年間ではあるが、従来の商慣習にとらわれないよう早期に国内で直販体制を整えたことが大きい」と語りました。

チタン加工技術を強みとする㈱西村金属は、メガネの部品加工で培ってきたチタン加工技術を活かした、薄さ2mmの読書用のメガネ「ペーパーグラス」の開発や、医療機器分野への進出、共同受注グループ「チタンクリエーター福井」を立ち上げました。同社西村社長は「金型・治具は内製化しており、過剰品質にならないようコストにあった適正品質を提案でき
るのが当社の強み。徒歩15分圏内にモノづくりに必要な機能があり、完成品を作る環境が整っている」と語りました。

鯖江商工会議所では、孝久専務理事が、「マーケティング力とデザイン力を磨くための支援が当会議所の役割である。1500年の歴史を持つ伝統工芸の越前漆器とメガネ産業で培ってきたチタン加工技術をコア技術に、自治体と連携しながらウェアラブルなど新産業の育成に力を入れたい」と語りました。


問合先
浜松商工会議所 工業振興課
TEL 053-452-1116 kogyo@hamamatsu-cci.or.jp

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