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金属機械商業部会 京都試作ネット視察会 SHISAKUを世界共通語に

2014年11月12日

 浜松商工会議所 金属機械商業部会(神谷竹彦部会長)では、9月24日、京都府南部の中小企業が共同で立ち上げ、試作加工に特化したソリューションサービスを提供する「京都試作ネット」の視察会を開催し、浜松の中小企業経営者など10名が参加しました。

 参画企業のひとつである株式会社最上インクスでは、鈴木滋朗社長が「試作には今後市場に出て行く製品の動向がわかる〈情報のアンテナ〉機能がある」と語り、開発から量産まで一貫して取り組む社内の体制について説明しました。

 続いて訪問した株式会社クロスエフェクトでは、京都試作ネットの代表理事を務める竹田正俊社長が「起業にあたり経営の勉強が必要と考え、ドラッカーの勉強会に参加したことがきっかけ。ほかの中小企業経営者と、大手に依存する下請け工場からどうすれば脱却できるかを考えた。試作を切り口に、ドラッカーが言う〈顧客を創造〉し、特定の一社に依存しないロングテールスタイルの構築を目指したグループが立ち上がった」と語りました。

 13年間の活動の中で、引き合いが5200件、成立が1000件27億円という実績について、同氏は「試作の集積地を目指すという明確なミッションがあり、その実現に向けた学びのシステムがあったことが大きい。試作ネットから受注した仕事は自社の業務よりも最優先で取り組んでいる。単なる共同受注グループだったら続かなかった」と振り返りました。
 今後の展望について、同氏は「京都市とともに、研究開発拠点の誘致を目指している。試作の産業化を行い、世界から開発案件が京都に集まり、〈SHISAKU〉を世界共通語にしたい」と語りました。


浜松商工会議所 工業振興課
TEL 053-452-1116 kogyo@hamamatsu-cci.or.jp

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