お知らせ

高校新卒者拡大を要請

浜松公共職業安定所と浜松市が新卒学生の厳しい就職環境を受け、採用枠の拡大や積極的な採用を要請に当所会館を訪れました。
　当日は、浜松公共職業安定所の相磯克己所長等が来所し、当所森専務理事に要請書を手渡しました。
　相磯所長は「管内の有効求人倍率が全国平均よりも回復が鈍い統計結果が出ている。地域企業で若者の就職を応援していただきたい」と述べました。
　また、若者の採用・育成に積極的な企業情報等を公表する「若者応援企業宣伝」事業について説明がありました。なお、要望書は左記のとおりです。

各事業主　様
新規学校卒業予定者の採用
拡大に関する要請書

貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
　さて、県内の経済情勢につきましては、弱めの動きとなっていますが、先行きにつきまして政策効果により回復へ向かうことが期待されると言われております。
また、浜松公共職業安定所管内における雇用失業情勢をみますと、平成25年4月の有効求人倍率は0.78倍となっており、依然として低水準で推移しております。そのため、管内における、来春予定の高校生の就職環境は昨年度同様に厳しい状況になることが予想されます。
　社会人としての第一歩を踏み出すこととなる新規学校卒業者にとって、就職の機会を失うことは、若年期に就業を通じた知識・技能の蓄積が図れず、本人のキャリア形成のみならず、本市の産業や企業、社会を支える人材育成面において大きなマイナス要因となり、深刻な問題を惹起しかねません。
　経済情勢の大変厳しい中、景気の先行きへの懸念など新規学校卒業者の採用に慎重にならざるを得ない事情もあることと存じますが、企業の活力を維持・発展させていくためにも、将来ある生徒のために就職の機会を与えていただきますようよろしくお願いいたします。

浜松市長　　　　　　　鈴木　康友
浜松公共職業安定所長　相磯　克己