お知らせ
【報告】輸送用機器サービス部会視察会
2012年12月01日
-経営上の数字ではなく、社員の幸せを追求-
伊那食品工業の『年輪経営』を学ぶ
浜松商工会議所 輸送用機器サービス部会(福澤雄一部会長)では、11月7 日(水)伊那食品工業㈱の視察会を開催し、14名が参加しました。
当日は、取締役秘書広報室長の丸山勝治氏による講演会を行いました。
同氏は「伊那食品工業は、創業者の塚越寛会長が『年輪経営』(急成長を避け、毎年少しずつ成長していく経営)を提唱してきている。これは、売上目標や利益目標などの経営上の数字を追い求めるのではなく、会社は社員のためと捉え、社員のモチベーションを上げるために経営するということ。社内では100年先までのカレンダーに自身の命日を書き込んでもらい、人生に限りがあることを教えている。
これにより縁があって入社したことを意識させ、一日一日を大切にさせている」とユニークな社員教育を紹介しました。
身振り、手振りで企業方針を熱く語る丸山氏の話に参加者は熱心に聞き入っていました。
伊那食品工業㈱は、50年前に創業し、業務用寒天で国内80% 、世界15% のシェアを誇る寒天製造業者。近年は、開発型研究企業として総合ゲル化剤メーカーへ成長し、48年連続増収増益を続けて
います。同社が大手企業から注目されるのは、その業績よりも独特な社員教育と従業員満足度重視の経営スタイルにあります。
【問合先】浜松商工会議所経営支援課
(TEL:452-1115 )
E-mail:keiei@hamamatsu-cci.or.jp