お知らせ
【報告】「BCP のヒント」とその「独自の経営手法」を視察
2012年09月21日

大震災を乗り越え、復活から更なる飛躍へ!!
「BCP のヒント」とその「独自の経営手法」を視察
浜松商工会議所では、9月4日(火)「万協製薬株式会社」の視察会を開催し、20名が参加しました。
万協製薬株式会社は、製薬業界で先駆け受託製造に乗り出し、阪神大震災で被災し現在の三重県多気町で3人から再興した会社です。
今回の視察会は、震災から復興を成し遂げた地震に強い工場の視察と独自の経営手法を学ぶために開催したものです。
はじめにBCP の見識を深めるため総合コンサルテーション・BCP策定の実績あるBCM技術開発推進協同組合理事長の小川直人氏を講師にBCP の考え方や製造業の取組事例についてバス車内で研修を行いました。
視察先の万協製薬株式会社では、代表取締役の松浦信男氏から被災から現在までの歩みや経営者としての手法などについて説明がありました。
同氏は「被災経験を経てからは『社会から必要とされる会社になる』といった思いで会社を経営している。
また、社員のモチベーションアップや従業員のコミュニケーションをとることを欠かさないようにしている」と語りました。
同社は、震災経営から得た教訓を現場で実践しており、1.工場へ出入りするシャッターを破れやすい特殊な樹脂にし逃げ道が確保できるようにした2.工場の窓ガラスや照明は飛散防止のためフィルムやカバーを取り付けた3.工場内の荷物は転倒しないように高さは上限1.8 メートルまでとして工場の壁に目印をつけている。といった防災対策が施されています。
【問合先】浜松商工会議所工業振興課
(TEL:452-1116 )
E-mail:kogyo@hamamatsu-cci.or.jp