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【報告】オリオン工具製作所&ブローチ研削工業所を視察

2012年09月01日

金商部会「浜松地域の航空産業」への取組みを視察

浜松商工会議所金属機械商業部会(神谷竹彦部会長)では、8月8日(水)浜松航空機産業プロジェクト(通称SOLAE)参加企業である㈱オリオン工具製作所と㈱ブローチ研削工業所の2社の視察会を開催し12名が参加しました。
SOLAE とは、平成17年に発足した宇宙航空技術利活用研究会(SAT研) のメンバー9社により、平成22年に結成された共同受注グループです。
当部会は、昨年に航空宇宙産業の先進地として、前回に長野県飯田市の取組みを視察しており、今回は地元である浜松地域の同産業に対する取組みを勉強する目的で訪問しました。
最初に、㈱オリオン工具製作所を訪問し、SOLAEの会長を務める大澄信行氏に同プロジェクトの現状や将来ビジョン、会社概要などについての説明を受け、工場を視察しました。
大澄氏からは「成長の見込める産業である反面、機密性や精密性が高く製造コストも高い割に少量生産である」と航空産業特有の苦労について説明しました。
㈱ブローチ研削工業所では、ワイヤー放電加工などを中心とした高度な金属加工技術を活かし、航空機関連部品の受注を目指している現状の説明と実際の加工工程の見学をしました。
代表取締役の小粥勝好氏は「輸送用機器の代わりではなく、輸送用機器+αという位置づけで同産業に取り組んでいる。航空産業は品質規格が非常に厳しいが、技術レベルが上がったおかげで自動車産業の受注に繋がるなど相乗効果もある」と前向きな意見を述べました。
本視察会では、新産業にチャレンジする企業に対し、それをサポートする企業として今後どのような支援ができるかを学ぼうという参加者の熱心な姿が見られました。参加者からも「地域で頑張る製造業の動きを知ることで、今後の参考になった」との意見が聞かれました。

【問合先】浜松商工会議所経営支援課
    (TEL:452-1115 )
    E-mail:keiei@hamamatsu-cci.or.jp

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