お知らせ
【報告】レーザー核融合発電について講演
2012年09月01日

未来の発電システム・レーザー核融合の現状を説明
浜松商工会議所「新産業創出会議」(小楠倫嗣会長)では、8月7日(火)浜松ホトニクス㈱開発本部の川嶋利幸氏を講師に招き「未来の発電システム・レーザー核融合について」と題し講演会を開催しました。
同氏は、レーザーの原理説明から核融合と核分裂の違い(発電という観点で見た際の安全性の違い)を説明した上で、発電の仕組み(エネルギーを10億分の1秒に集約することで高出力レーザーを作る)を講演しました。
このような研究は、全世界で行われており、アメリカやフランスでも国家プロジェクトとして行われています。
日本では、ホトニクス・トヨタ・光産業創成大学院大学の民間レベルでの研究ではありますが、世界に先駆けた成果(繰り返し出力可能なレーザーの開発)が出ているとのことです。
発電所レベルまでには、まだ20 ~30年かかるとされているため、研究を進めていく上で、高出力レーザーを用い中性子の産業応用を考えることで、医療分野やCFRP の新加工法など、地域の新産業創出に貢献できると説明しました。
【問合先】浜松商工会議所工業振興課
(TEL:452-1116 )
E-mail:kogyo@hamamatsu-cci.or.jp