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第26期正副会頭インタビュー/青木副会頭(1・2月合併号特集)

2026年01月05日

副会頭 青木 善治 (あおきよしはる)
社会福祉法人聖隷福祉事業団 理事長

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外国人材・健康経営・キャリア育成で描く持続的成長

人を支え、人に選ばれる組織へ
健康と成長を軸に、未来をつくる

慢性的な人材不足が続く中、事業の根幹を支える人材の確保と定着に悩む経営者は少なくありません。医療・福祉の分野も例外ではなく、特に介護職員の採用は年々難しさを増しています。聖隷ではこうした課題に対し、外国人材の活用を柱の一つに据えています。

現在、聖隷ではインドネシアやミャンマー、フィリピンなど、外国籍の介護職員156人が就労中です。採用ルートは、特定技能※や経済連携協定(EPA)※※、留学を経た在留資格「介護」など多岐にわたり、2025年4月に「聖隷国際人材センター」を設立しました。

現地での採用活動、日本語教育や介護技術の研修、さらには銀行口座開設やスマホの契約など、生活支援までを一貫してサポート。将来的には、こうしたノウハウを地域の中小企業の皆さまにも共有していく構想を描いています。

※特定技能……人手不足が深刻な特定産業分野において、一定の専門性・技能を有する外国人を受け入れるための在留資格

※※経済連携協定(EPA)……Economic Partnership Agreement 自由貿易協定の要素(物品およびサービス貿易の自由化)に加え、投資、人の移動、知的財産の保護など、経済に関する広範な分野で結ばれる包括的な協定

心と体の健康が 組織の活力をつくる

地域企業への「健康経営」支援にも力を入れています。企業の健康診断データを分析し、睡眠不足や高血圧など、各社の課題に応じたセミナーや保健指導、オンラインでのカウンセリングなどを実施しています。

健康への投資は、従業員の生産性を高め、事業の持続的成長につながると考えています。「健康経営優良法人」の認定取得など、健康経営への取り組みを発信することは、働く環境を重視する求職者への良いアピールにもなります。

聖隷内部でも、職員の運動習慣を促す「ウォーキングラリー」を実施しています。チームで歩数を競い合うことで健康意識が高まるだけでなく、「きのう歩いた?」という日常会話が生まれるなど、コミュニケーションツールとしても機能しています。

職員の声に学び、共に育つ

人材の採用・定着には、環境整備と同時に「自社の魅力を知ること」が欠かせません。聖隷では、職員に「なぜこの職場を選んだのか」というアンケートを実施し、福利厚生や研修制度、組織文化など、自社の強みを再確認しています。多くの企業でもこうした自己分析は有効です。

採用プロセスにおいては、応募者に寄り添える人間性豊かな担当者を配置することも重要です。また、新卒採用では入社1~2年目の若手職員を就職説明会に同席させ、先輩の等身大の姿を見せる工夫も効果的です。

さらに、50歳の職員を対象に「キャリアデザイン研修」を用意。これまでの歩みを振り返り、定年までを見据えたキャリアを再設計するという内容です。参加者からの評価も高く、モチベーションアップにも貢献しています。

人材不足が深刻化する今こそ、採用環境と育成環境の両輪を整え、職員一人一人が安心して働け、成長できる職場づくりが求められます。健康で、やりがいを持って働ける職場は、必ずや「選ばれる会社」へとつながるはずです。(談)

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