お知らせ

その他

第26期正副会頭インタビュー/平井副会頭(1・2月合併号特集)

2026年01月05日

副会頭 平井 正大 (ひらいせいだい)
浜松磐田信用金庫 専務理事

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人的資本経営で従業員のウェルビーイング向上

スタートアップとの連携やDXで
企業と従業員が共に成長する好循環を

企業の生産性を向上させ競争力を高めるには、「付加価値の創造」と「経営資源(労働力・時間・コスト)の効率化」の2つがポイントだと考えます。

まず1つ目の「自社製品やサービスにおける付加価値の創造」についてですが、これからの企業活動は、革新的なアイデア×テクノロジーで差別化を図ることが不可欠です。

私たち浜松いわた信用金庫が運営を担うイノベーション・ハブ拠点「FUSE」では、中小企業の参画が増え、スタートアップ企業との新たな連携が生まれています。これは浜松の経済にとって大変喜ばしいことです。地元企業がアントレプレナーシップ(起業家精神)を持って活動することは、地域の発展に大いに貢献するからです。

「スタートアップ支援」というと若い起業家を応援するイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。スタートアップと協業する中小企業への支援、両者をつなぐマッチングなども積極的に行っています。一度FUSEに相談することをおすすめします。

2つ目のポイントである「経営資源(労働力・時間・コスト)の効率化」は企業活動の土台です。ここをスリム化するにはDXの積極活用がカギとなります。「DXになかなか踏み出せない」という経営者の方もいるかもしれませんが、後回しにしていると、さらについていけなくなるかもしれません。

2026年は、まず一歩を踏み出しましょう。商工会議所では2022年から、デジタル人材のいない中小企業向けに「DX経営塾」を開催。実践的な知識とスキルが身に付き、社内のDXを担える人材を育成する本格的な講座です。来年度も開講を予定しています。

DXと並行して「人的資本経営」を進めよう

デジタルの利活用によって労力や時間を効率化して生産性を向上させましょう、と言うと「人件費もできる限り抑えなくては」と思われるかもしれませんが、実は逆です。人的資本経営という言葉があります。人件費を「コスト」でなく「投資」と捉える考え方です。

給与アップや教育講座の受講などで従業員の意識、やる気を高めましょう。すると、①仕事や会社に対するエンゲージメントが高まり離職率が低下②働きやすい会社という認識が広まり採用力が向上③生産性が上がりイノベーションが起きやすくなる④成長力や持続可能性が評価され資金調達が優位になる、という好循環が生まれます。

最近「ウェルビーイング」という言葉が注目を集めています。肉体的、精神的、社会的に満たされた幸福な状態のことです。従業員が仕事にやりがいを感じながら個々の力を発揮できることは、まさにウェルビーイングな状態といえるでしょう。

これからの時代、従業員に働きがいを与えられない企業は、持続的な成長を望めないと考えた方がいいかもしれません。経営者の皆さんには、人的資本経営によって好循環の渦を大きくしていってほしいと思います。(談)

一覧に戻る
アクセス
入会案内
貸会議室申込
相談予約
お問合せ