11月号特集2)検定試験のチカラ ~資格取得者の声~
1)福祉住環境コーディネーター検定
安心・安全な住環境に必要な医療・福祉・建築の幅広い知識が身に付く。病気や障がいなど、クライアントの多様なニーズに応じた住環境の提案に役立つ。2級以上の取得で、介護保険制度を使った住宅改修の理由書の作成が可能となる。
対象:介護・福祉・建築・不動産関係に従事する方
株式会社 アセットクローバー 代表取締役 竹村謙一 様
ご高齢の方、お身体の不自由な方など、介護が必要な方への中古住宅・中古マンションの販売、リフォームの相談を受けたときに、配慮すべき点、改修のポイント等が分かるようになりました。現在当社では、楽器演奏マンション、ペット共存マンションなど、新しいコンセプトの共同住宅の企画、販売に取り組んでいますが、高齢化が進む今、シニア向けの共同住宅への取り組みも今後必要になってくると考えています。今後は、資格取得で得た知識を生かし、よりお客さまの多様なニーズに応じた不動産の企画、販売を進めていきたいと思います。
2)ビジネスマネージャー検定
昇進前に学習・合格することで、管理職としての準備ができ不安や戸惑いを軽減することができる。また、合格を管理職への昇格要件に設定することで、知識や思考が一定のレベルに達していることを客観的に判断することができる。
対象:管理職昇進前の方や新任管理職の方、管理職を育てる立場の方
株式会社 電器堂 課長 村本真一 様
管理的な立場に就く際に資格を取得しておくと、管理業務の全体像をつかむことができます。「学ぶ」という意味では、より専門性の高いテキストもありますが、会社の業務で使う知識に特化しているという意味では、検定試験はコストパフォーマンスのよい学びだと思います。今は課長として、プレイングよりマネジメントに軸足を置いていますが、まだまだ経験が浅く、未熟だと感じています。自組織、チームがより良くなるためのマネジメントとはどういった形なのか、どのようなリーダーシップを発揮しなければならないか、ビジネスマネージャー検定で学んだ知識をさらに深めつつ、実践に生かしていくことが挑戦だと考えています。
3)eco検定
複雑・多様化する環境問題に関する正確な知識を幅広く体系的に身に付けることができる。また、ビジネスと環境との相関を的確に説明できる人材を育成することで、自社商品・サービスの提案力や説得力を高めることができる。
対象:サステナビリティ・CSR担当を中心とした全てのビジネスパーソン
株式会社 山本エコロジーサービス 社員 様
eco検定の取得を通して、産業廃棄物の扱い方やリサイクルについての知識の基本を再確認することができました。また、最新の環境についての時事情報やSDGsについての知識など、世の中の環境に対する動きについて学ぶことができ、お客さまとの商談時の話題として役立ったこともあります。会社の教育資料の作成時にeco検定で得た知識を活用させていただくこともあり、社員教育としても役立てています。
4)簿記検定
企業が求める資格、第1位! 経理関連書類を適切に処理したり、財務諸表の数字から経営内容を把握し、投資判断や事業・経営の在り方について考えたりすることができるようになる。
対象:経理・財務担当を中心とした全てのビジネスパーソン
有限会社 うなぎの井口 社員 様
簿記を学んだことで、今までニュースで何となく耳にしていた用語の意味が分かるようになり、内容をより把握できるようになりました。業務中に簿記の専門用語が出てきた際も、話の内容を深く理解できるようになり、簿記検定取得で得た知識が役立っていると実感しています。検定試験は試験日(ゴール)が決まっているので、計画的に勉強することができます。また合格・不合格にかかわらず、試験に向けて学習することで自然と知識が蓄えられる点も、検定試験の魅力の一つです。