ものづくり補助金の受付が開始されました

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(第21次公募)
中小企業・小規模事業者の皆さまを対象に、生産性向上や経営革新を目的とした設備投資を支援する「ものづくり補助金」の公募が始まりました。
本補助金は、革新的な製品・サービスの開発や、海外展開に向けた取組を支援する制度です。
●スケジュール
公募開始 :2025年7月25日(金)
電子申請受付開始:2025年10月3日(金)17時~
申請締切 :2025年10月24日(金)17時まで
採択結果公表 :2026年1月下旬頃(予定)
※申請は「電子申請システム」で行います。
※締切間際は申請が集中するため、早めの準備をおすすめします。
詳細はこちら:ものづくり補助金公式ホームページ
補助率・補助上限額
補助率 :中小企業 1/2、小規模事業者 2/3
補助上限:製品・サービス高付加価値化枠 750万円~2,500万円(従業員数による)グローバル枠 3,000万円
大幅な賃上げに取り組む場合は、上限額が最大1,000万円引き上げられる特例があります。
●補助対象となる主な事業
製品・サービス高付加価値化枠では、革新的な新製品・新サービスの開発に必要な設備やシステム投資を支援します。グローバル枠では、輸出や海外展開、インバウンド対応など、海外需要開拓を目的とした取組を支援します。
●主な補助対象経費
・機械装置・システム構築費(必須)
・技術導入費・専門家経費
・原材料費・外注費
・クラウドサービス利用費
・知的財産権関連経費(特許・商標等)
単価50万円以上の設備投資が必須条件です。
●採択を目指すためのポイント・注意事項
1.事業計画の明確化とストーリー性
採択の可否は「事業計画」の内容に大きく左右されます。
自社の強みや課題、今後の展望を整理し、次の流れで一貫したストーリーを描くことが大切です。
現状→問題→課題→解決策(補助事業)→効果
現状:自社の内部・外部環境を客観的に把握
問題:事業推進の妨げとなっている要因を明確化
課題:理想とのギャップから改善すべき点を整理
解決策:補助事業により実施する具体的な取り組み
効果:設備投資によって得られる成果を定性・定量の両面から説明
2.見やすく伝わる申請書を作ること
審査員は多くの申請書を確認します。内容をわかりやすく伝えるために、図表や写真、文字の強調などを適切に用い、事業内容や狙いが読み手に伝わる構成を心がけてください。
3.経費の適正化
補助対象経費と補助対象外経費を正確に区分することが重要です。対象外経費を含めると、不採択や補助金返還の対象となる場合があります。
4.加点の活用
ものづくり補助金では、加点の有無が採択を大きく左右します。内容が同程度の申請でも、加点を取得している事業者の方が採択されやすくなります。
(比較的取得しやすい加点)
・経営革新計画
・事業継続力強化計画(BCP)
・パートナーシップ構築宣言
浜松商工会議所では、経営革新計画やBCP策定に向けた支援を積極的に行っています。
取得を検討される方は、ぜひお気軽にご相談ください。
5.生成AIの活用
AIを活用すれば、短時間でわかりやすい事業計画書を作成することができます。
ただし、AIの文章をそのまま使用するのではなく、自社の特徴や方針を反映して修正することが大切です。