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10月号特集1)4団体連携事業訪問

2025年10月01日

事業の悩み、もう抱え込まない
「4団体連携事業所訪問」という解決手段

製造業の課題解決と挑戦を後押しするべく始まった「4団体連携事業所訪問」。 今までの支援とは何が違う、どんな取り組みなのか、各担当者に聞いた。

 

どこに相談しても適切な支援が受けられる体制に

-2024年2月からスタートした4団体連携事業所訪問。事業者にとってどのようなメリットがある取り組みなのですか?

商工会議所 各機関が別々に訪問するのではなく、4団体が一度に訪問することで、事業者は時間や説明の手段といった負担を軽減することができます。さらに、各機関からの情報をまとめて得ることができます。

工技センター 企業の課題は経営面から技術面まで幅広いですから。守備範囲の異なる4団体が集まることで、包括的なサポートが可能になりました。

イノベ 相談先が分からず困っている企業に、4団体のどこでも対応でき、必要に応じて適した機関につなげられると知ってもらえるのも大きなポイントです。

浜松市 今まで関わりのなかった企業にも、私たちの施策を認知してもらう良い機会となっています。また、現場のリアルな声を聞き、施策に反映できる点にも意義があると考えています。

-4団体連携事業所訪問の立ち上げによって実現した施策はありますか?

商工会議所 大規模展示会「テクノフロンティア」では、浜松市と商工会議所が共同ブースを設けて、浜松の企業が出展できるようにしました。企業からは、浜松市として出展することで、個別に出展するよりも高い効果を得られたと聞いています。

イノベ 個別出展だとたくさんのブースの中に埋もれてしまいがちですが、浜松市の企業がひとかたまりで出展することによって、存在感を示せ、来場者を引きつけやすくなっていましたね。

浜松市 「ものづくりのまち」というブランド力を生かせる点も共同ブースのメリットです。浜松産業界の偉人を紹介するパネルを展示したところ、多くの人が足を止めてくれました。

-今までの展示会で手応えを得られなかった企業にもおすすめの取り組みですね。他にはありますか。

工技センター 浜松市の「産業用ロボット導入支援事業費補助金」を周知するため、「ロボット導入支援セミナー」を開催しました。ロボット技術アドバイザーやロボットSIer(システムインテグレーター)による導入の利点と実例解説、さらに各機関から支援メニューの紹介などを行いました。

イノベ ロボット導入費用は高額と思われがちですが、365日24時間稼働できることを考えると、実は高くはありません。人手不足が深刻な製造業にとってはなおさら、ロボットは有効な手段であることを伝えていきたいです。

地域の力を合わせてつくり上げる製造業の明るい未来

-4団体連携事業所訪問を通じて、浜松の企業をどのようにサポートしていきますか?

浜松市 浜松市では「はままつ産業イノベーション構想」を掲げ、ものづくり企業等の新たな価値創出を支援しています。市単独では難しい部分もあるため、4団体を含めた産学官金連携による“オール浜松”体制で進めています。

イノベ 「挑戦」が重要なキーワードですよね。昨今の社会情勢の中で、現状維持では事業が停滞していく可能性が高い。だからこそ、中小企業が新しい事業や技術に挑戦し、稼ぐ力をつけるための伴走支援に力を入れています。

工技センター 新たなものづくりに必要な調査や試験には、ぜひ当センターの設備を活用していただけたらと思います。現在はコンピューター上で3次元の図面作成からシミュレーションまで行えるので、このようなデジタル技術を体験できる機会も、もっと増やしたいです。

商工会議所 現状に不安を感じ、打開策を模索する事業者が一歩踏み出すきっかけをつくれるように、今後も4団体で協力し、支援を継続していきます。

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静岡県工業技術研究所 浜松工業技術支援センター
ものづくりの技術力向上を目指し必要な機器とノウハウを提供

公益財団法人 浜松地域イノベーション推進機構
産業支援のコンシェルジュとして企業の課題にワンストップで対応

浜松市
産業イノベーション都市・浜松の実現へ成長市場・新産業創出に向け支援を展開

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