ホームページ運営を取り巻く環境

浜松商工会議所では、3月21 日(水)、同所会議室において、ウェブ活用トレンドセミナー「中小企業が取り組むべきHP運営のあり方」を開催し、35名が参加しました。
講師を務めたITコーディネータの和田喜充氏は、最近のホームページの傾向について、浜松ホームページコンテスト受賞企業を例にあげ「プロに任せるときと手作りで構築するときの双方のメリットが活かせるCMS が目立ってきた」と印象を語り、「自社の想いをきちんと伝えているホームページが増えている」と指摘しました。
ホームページを構築する前のポイントとして同氏は、
①何のためにHP を構築するのか目的を整理すること
②自分たちが行うべきことを明確にすること
③ターゲットを意識すること
④やるべきことを洗い出し、優先順位をつけて取り組むこと
などをあげました。
ホームページは一般的に3秒で見るべきかどうか判断されると指摘した上で、考慮すべき点として、
①適度に見出しをつけて読みやすい文章かどうか見直すこと
②お客さんの気持ちをつかむため写真を有効活用すること
③欲しい情報にきちんとたどりつけるかどうか検証すること
④実際の会社・店のイメージにあった色使いを心がけること
などを指摘しました。
Google などが運営する「みんなのビジネスオンライン」や、浜松商工会議所が提供する「ウェブサポ」などを例にあげ、「ホームページは構築後がスタート地点である。自社がやるべき点を整理し、自分たちが伝えたいことをしっかり考えることに専念できるかにかかってくる。それを実現する仕組みとしてCMS サービスは、専門知識・スキルが不要であり時間やコストなど労力を軽減できる点で有効だ」と語りました。
引き続き、みんなのビジネスオンライン事務局の福士浩二氏より、同サービスの概要や活用事例についての解説があり、講演後には希望者による個別相談が行われました。
セミナー参加者からは「自分が何を取り組めばよいかヒントをえた」「今回のセミナーで学んだことを実践に活かしたい」などの感想がありました。
【問合先】浜松商工会議所情報サービス課
(TEL:452-1110 )
E-mail:joho@hamamatsu-cci.or.jp