お知らせ

平成29年度 事業報告

2018年08月01日

 わが国経済は、継続的な金融緩和による円安基調を背景に、輸出並びに国内生産増に伴う設備投資に支えられる形で、緩やかな回復基調を続けてきた。
 しかし、米国の通商政策が保護主義色を強めている中で、米中貿易摩擦に端を発する世界的な貿易停滞が危惧されており、今後の景況に十分な注視が必要な状況が続いている。
 当地域においては、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」にて浜松市域が注目を集める中、「大河ドラマ館」や「浜松出世の館」による観光振興や、「家康・直虎新商品開発プロジェクト」による新たな地域名産品の発掘など、明るい話題も見られた。
 平成29年度浜松商工会議所では、「全員参加で経営力強化と地域振興」を基本方針に、経営発達支援計画を活用した中小・小規模企業支援や、積極的な政策提言と中心市街地のにぎわい創出による都市力づくり、会議所活動への全員参加による強い基盤づくりを中心に事業を展開した。

Ⅰ.企業の元気づくり
○経営発達支援計画に沿い、事業計画策定支援に重点を置いた伴走型支援を実施し、販路開拓・売り上げ向上を図った。
○第20期創業塾を開催するとともに、はままつ起業家カフェと連携したセミナーを実施することにより創業支援・事業承継支援を行った。
○人材支援室を新設し、UIJターンなどの採用活動支援、女性活躍推進の啓発事業を実施することで、人材の育成と確保を図った。
○JETRO浜松貿易情報センターや行政・金融機関と連携し、中小企業の海外展開を支援した。

Ⅱ.都市力づくり
○地域経済の発展に資するための会員の生の声をまとめ、積極的な政策提言活動を行った。
○「浜松地域新産業創出会議」の活動を通じ、販路開拓支援、新製品・新技術開発支援を行うことで、新たな成長市場に向けての産業基盤強化を図った。
○中心市街地活性化基本計画の進捗を管理するとともに、浜松市・浜松まちなかにぎわい協議会・商店会などと連携を取りながら、まちなかの将来を担う若手商業者などの発掘・育成に努めることで、中心市街地のにぎわい創出を図った。
○大河ドラマ放映を軸に「家康・直虎新商品開発プロジェクト」開発商品の販路支援や、歴史・健康・食を組み合わせた観光モデルコース策定・イベント実施により、交流人口の拡大を図った。また、JAとぴあ浜松との連携により、地域資源を活用した「6次産業化」を推進した。
○健康経営・健康寿命の普及啓発とともにヘルスケア産業のビジネス化への展開を図った。

Ⅲ.強い基盤づくり
○部会事業などを中心に会員意識を高める活動を行うとともに、会頭と語ろう会・会員大会などを実施することで、会議所活動への会員全員参加の実現を目指した。
○会員事業所向けの福利厚生事業、人材育成事業、ツキイチ交流会など交流事業の一層の充実と普及に努めることで、会員向けサービス事業の充実を図った。
○会員数1万3千500会員の維持ならびに共済制度・提携保険事業の加入促進を図ることで、組織ならびに財政基盤の安定・強化を図った。
○事業所の経営改善に寄与できる経営支援員の能力底上げを図るとともに、個々の職員の資質向上を図ることで、信頼され、期待される商工会議所を目指した。

問 浜松商工会議所 総務管理課
  ☎053-452-1111
  somu@hamamatsu-cci.or.jp

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