セミナー・イベント情報

　過去50年間、台日間では企業の往来が非常に活発で、また日本は台湾にとって最大の輸入相手国で、第三位の輸出市場でもありました。特に、最近ではハイテク産業において台日企業間では水平分業による生産ネットワークが形成され、台日企業による第三国への投資案件での協力も右肩上りで増加するとともに、台湾企業の販売網を活かして中国、更には海外市場を開拓した日本企業の台日協力事例は近年増え続けております。
　また、昨今において話題になっている台湾－中国両地域だけに適用される自由経済協定に相当する「両岸経済協力協定」(ECFA: Economic Cooperation Framework Agreement)の交渉作業が台中WTO同時加盟に続き、先日第二回正式交渉を経て現在も加速されています。そのような台中関係が改善し続ける流れの中、中国輸出企業のトップ10社の内、実に台湾系企業が6社を占めております。如何に台湾企業と手を組んで中国等新興市場において新たなビジネスを展開することは、今後日本企業の海外進出にとって必ず有効尚且つより低リスクの方法になれると思います。
　以上の背景を鑑み、2009年東京・大阪において開催された《台日産業技術協力の優位性と展望ワークショップ》、2010年福岡、福井、名古屋、2011年富山、岐阜において開催された《日台企業連携セミナー～アジア・中国への事業展開の鍵・台湾～》に続き、台日中小企業協力セミナーシリーズ第四弾として、前回の東京・大阪・福岡・福井・名古屋・富山・岐阜のかわりに、今回は埼玉、浜松、三重というメジャー地方都市に焦点を絞りたいと存じます。ご多忙中とは存じますが、この機会に是非ともご参加頂きますようお願い申し上げます。