未来の発電システム・レーザー核融合について
浜松地域新産業創出会議 主催
未来の発電システム・レーザー核融合について
浜松ホトニクスは光創成大学院大学やトヨタ自動車などとの共同研究で、レーザー核融合反応を「爆縮高速点火」による手法で100回連続して起こすことに成功しました。まさに世界初の快挙であり、効率良く大きな熱エネルギーを生み出す手法での達成に、夢の実現に向けた第一歩を踏み出しています。
3.11の大震災以降、原子力発電をめぐる様々な議論が行われ、今夏も節電を余儀なくされている中、将来に向けた技術開発として注目されています。光を増幅させて作り出した強力なレーザー光による核融合反応を用いた次世代発電技術であるため、原子力発電所と違い核分裂反応が起きず、臨界状態になって暴走する危険がなく、レーザーを止めれば核融合反応もすぐに止まるため、地震などに対する安全性も高いとされています。
実用化されるにはまだ、20~30年かかるとされている未来の技術ですが、現在、どういった研究が行われ、今後、どのように開発が進んでいくのかをご講演いただきます。この機会に、ぜひ、ご聴講ください。
◆講師
浜松ホトニクス株式会社
開発本部 大出力レーザー開発部 研究開発
グループ グループ長代理 博士(工学)
川嶋 利幸 氏
1961年浜松市生まれ。浜松ホトニクス株式会社産業開発研究所にて、高出力レーザーの開発やレーザー核融合等の産業利用の研究に従事。
大阪大学 博士(工学)。2005年レーザー学会奨励賞。IFEフォーラム レーザー核融合実験炉設計委員会委員。電気通信大学客員教授。
<レーザー核融合とは・・・>
海水に含まれる重水素と三重水素を混合した燃料にレーザーを照射して核融合燃焼を起こし、そのエネルギーを発電に利用する理論。CO2を排出せず、原子力発電に比べ放射性廃棄物も極めて少ないため、次世代技術として注目されています。
◆日時 平成24年8月7日(火)13:30~15:30
◆会場 浜松商工会議所会館 1階 マイカホール
◆定員 100名(申込先着順)
◆申込方法 下記申込書に必要事項をご記入のうえ、FAXまたはホームページよりお申込み下さい。
◆問合先 浜松商工会議所 工業振興課 (Tel:053‐452‐1116/Fax:053‐452‐6685)
E-mail:kogyo@hamamatsu-cci.or.jp