4.マスコミの現状

広報活動の基本として、コンタクト相手のメディア(媒体)を良く知る必要がある。ここでは、新聞とテレビについて、それぞれの特徴的な点を説明する。広報活動は、これらのメディアとの接点をいかにうまく作っていくかであり、これらメディアへの露出がパブリシティである。

新聞 日本の新聞は、強固な宅配制度を有して全国津々浦々の家庭に読者を持つ。その発行部数と普及率、さらに新聞報道への伝統的な国民の信頼感などにより、新聞は広報活動にとっては最も重視すべき(結果として重視せざるを得ない)メディアといっていい。

新聞の特性は、説得性の高さである。記事を読むという読者の主体的行為により、情報内容の理解度が高くなるわけで、もちろん新聞記事に対する信頼度も高い。印刷メディアの代表格である。浜松地区に配布されている新聞の種類は、全国紙(朝日、読売、毎日、産經、日本経済)、地方紙(静岡、中日東海本社版)、専門紙(日本工業、日経産業、日刊工業、中部経済)の合計11紙ある。

テレビ テレビは、新聞とならんで最も身近なマスメディアである。地上波、衛星、ケーブルなどに放送形態を分類できるが、一般的にテレビといえば地上波局を指し、公共放送であるNHKと5つの東京にあるキー局による民間放送ネットワークがほぼ全国をカバーしている。浜松地域のテレビの現状は、NHKに加えてフジテレビ系のテレビ静岡、日本テレビ系の静岡第1テレビ、TBS(東京放送)系のSBS(静岡放送)、テレビ朝日系の静岡朝日テレビがあり、テレビ東京系はカバーしていない。

テレビは、速報性と同時性、視覚性の特性を持ち、この特性によってある種の流行を起こさせるほどのインパクトを有する。また、ビジュアルが重要な要素であることから、テレビに取り上げられる広報活動は、テーマや内容によっては活字メディアとは違った強いコミュニケーション力を発揮する。このため、戦略的な広告媒体としての効果は大きい。

これ以外に、メディアを持たないが大規模マスコミとして通信社がある。代表的なものでは、共同通信社と時事通信社がある。地方紙は、経営効率の観点からも、全国ニュースや国際ニュースは、通信社の取材したニュースの配信を受けて紙面づくりをしており、広報活動に置いては、通信社は重要な対象でもある。浜松地域にあるのは時事通信社だけである。

このほか、雑誌やラジオがあるが、浜松地域では直接の接点が少ないためにここでは省く。


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