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ホームオンラインNEWing平成22年1月21日号


私のIT活用法

No.112


伝統と柔らかさが印象的なデザインで遠州綿紬の魅力を様々な角度から表現

(有)ぬくもり工房
(写真上段左より)太箸千晴さん、大高敏明さん、大高茂明さん、
代表取締役 大高旭さん
(写真下段左より)山田智香子さん、野澤弘美さん、藤原麻衣子さん


「2009年 浜松商工会議所ホームページコンテスト」において、最優秀賞である会頭賞を受賞した(有)ぬくもり工房を訪ねました。大高旭さんは「受賞は目標ではありましたが、まさか取れるとは思っていませんでした」と驚きのご様子。しかしさすがに、昨年春頃より大幅にリニューアルをしたというHPは、地域ブランド「遠州綿紬」の伝統が香りながら、柔らかな優しさも感じられ、心なごむ雰囲気とともにシンプルに構成された画面が好印象です。自然や環境への意識が伝わるグリーンをイメージカラーに、情報の多さよりも閲覧のしやすさに配慮したレイアウトとなっています。

リニューアルに際しては、無料の地域力連携拠点事業専門家派遣事業を利用し、ITコーディネーターの診断を受けられたそうです。「第三者の専門家の立場から、客観的な意見をいただきたかったんです。自分の想いだけだと、つい欲張って盛り込もうとしてしまいますし、費用対効果が見えないもどかしさもありましたから。温かなアドバイスをいただきながら、5回も6回もブラッシュアップを重ねて、じっくりと改良に取り組みました」。

そんなアドバイスの中で、製品の見せ方に取り入れたのが拡大レンズのシステムです。生地の質感は写真では伝わりにくいのですが、新システムでは、生地にポイントを当てるとその部分がグンと拡大され、織りの具合や生地の表情がよく見えるのです。「この段階で興味を持っていただければ、カタログ請求によってサンプルをお送りでき、現物を手にとって確かめていただけますから、そのきっかけとなってくれています」。それでも写真撮影にはスタッフの方が苦心しているそうで、「色合いや質感を表現するため、何枚も撮り直しをしながら、がんばってくれています」と、各スタッフのがんばりと頼もしさにも支えられているとおっしゃいます。

今後は、職人さんの生地づくりを動画で紹介したり、ユーザー同士のコミュニティ開設、新作生地やイベントのトップページ掲載など、さらに改良を重ねることで、繰り返し訪問してもらえるコンテンツの充実を計画中とか。「遠州綿紬は品質的にも認知という点でも、この数年でとてもいい変化を遂げてきていますから、これから数年がさらに楽しみな展開になりそうです。インターネット販売にも期待できますし、海外にも情報発信をしていきたいと思っています」と、さらなる飛躍に情熱を燃やす大高さんでした。

大高 旭さんのブックマーク
初生衣神社(うぶぎぬじんじゃ)
http://ubuginu.jp/html/about.html
三ヶ日に織姫様を奉った神社があると、大高さんから教えていただきました。七夕の織姫として知られた織物の神様で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が隠れていた天岩戸(あまのいわと)から出てきた際に、着ていた衣を織ったという伝説もあります。「繊維の街にゆかりの深い織姫様なので、地元の神社の存在を知っていただけたら」と紹介してくださいました。
会社プロフィール
平成18年4月設立。繊維製品の販売として、浜松産の小幅綿織物の企画販売、遠州綿紬による商品企画・プロデュース・展示販売イベントなどを手掛け、ロゴマークの『糸車』には、「人と人とをつむぐ」という想いが込められている。綿や麻などの天然素材をメインとした、肌にも環境にも優しい生地を扱い、浜松地域に伝わる地域ブランド『遠州綿紬』を継承・提供している数少ない企業である。
所在地/浜松市東区半田山2-24-3(TEL 489-4761)
http://www.nukumorikoubou.com/

取材・文/オフィスオオタ 太田尚代

 
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