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躍進企業トップインタビュー |
我が社のNEWチャレンジ!! |
| 光技術で新たな農業を切り拓く! ホト・アグリのニューチャレンジ!
昨年9月、経済産業省は農業と商工業の連携を促進する、「農商工等連携促進法」に基づき、連携事業計画69件を認定した。その中で、“機能性野菜「リッチリーフ」栽培用光源の開発とリッチリーフの商品化”というテーマで認定されたのが、「株式会社ホト・アグリ」(浜松市北区初生町)である。今回、代表を務める岩井万祐子氏に光技術と農業の融合について話を伺った。 光技術を農業に取り入れようと考えたきっかけは何ですか? −企業の研究員として働いていた時、「雨天が続く日に、太陽光に変わる光源はないか」「作物が病気になる前に光技術で分かるように出来ないか」といった数々の相談を農家の方から持ちかけられることがありました。個々の悩みはとても切実で、どうにか助けてあげられないかと思い、会社設立を決意しました。当初は光源など農業用機器の開発を主な事業として考えていましたが、効率や採算の面など実際の農業現場を知らなくてはと思い、使われていない温室を借りて実際に農業を行うようになりました。光技術を取り入れると、どのような農業が可能になるのでしょうか? −私たちの農場では太陽光の他、LEDなどの人口光を照射、太陽光を遮光、あるいは特定の光だけを通すフィルムで覆ったりして、光を制御しながらその有用性や有効性を研究しています。光の種類や量を制御することで生育を促進させたり、ビタミンやポリフェノールなどの機能性成分を増加させることが可能です。光技術で栽培された機能野菜によって、サプリメントという形ではなく、食を通して健康を維持し病気を予防していくことが出来ればと考えています。 また、研究が進めば、LED等で光を補光し、季節や天候に左右されずに、安定した農業ができるようになります。今までは光が足りず、植物栽培が難しかった場所でも、農業が可能になりうると考えています。 今チャレンジしていることを教えて下さい。 −複数の事業を同時進行で進めています。1つ目に、浜松市南区にある農業生産法人の京丸園さんと組んで、光を使った育苗装置の開発をしています。太陽光に加え、LEDを日中、早朝、夜間と照射し、多段式の栽培装置で単位面積あたりの収穫量を増やし、栽培コストを引き下げられるか試しています。また、人口光付加が野菜の機能性成分に及ぼす影響についても検討しています。2つ目に、困りごとに応える社会貢献として、生産者の方が抱える個々の相談に乗っています。まだ試験段階ですが、イチゴやランなどの生育や病害虫分野に光が応用できないか試しています。 3つ目は機能性野菜の商品化と普及です。既に「リッチリーフ」として商標登録を済ませていますが、このリッチリーフをより普及させる為に、百貨店やスーパーの他、浜松のレストランに展開していきたいと考えています。配送など、流通の仕組み作りが当面の課題です。 農業への光技術の応用としては、まだ解決しなくてはいけない課題も多いという。技術が確立すれば農業効率が向上するだけでなく、付加価値のついた作物栽培が可能だ。浜松から新たな産業が生まれることを期待したい。
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