NEWing 平成20年7月1日特別号  
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表紙
表紙 北京オリンピックの聖火リレー騒動とそれに続いての四川大地震、1バレル130ドルを超える原油価格のとめどない上昇、そしてつい最近の岩手・宮城内陸地震…。
2008年の前半は文字通り波乱の半年でした。年の後半は果たしてどのような展開が待っているのか、予断を許さない状況です。
そんな中で、今回の特集で取り上げた「医工連携」は、不透明な時代を切り開く産業創出の大きなチャンス。地域の産学官が一致協力し、熱い情熱をもって新しい事業にチャレンジすれば、浜松のものづくりがさらなる高次元へと飛躍するのは間違いないでしょう。

特集 医工連携 産業創出への新たな道
医工連携 ものづくり都市・浜松は、高度な医療機関が集積する「医療先進都市」でもある。今後、浜松のものづくり企業と医療機関による「医工連携」が進展し、浜松の産業力はさらに進化すると見られる。今回、浜松医科大学、静岡大学と浜松企業による医工連携の現場を取材し、新たな産業創出への可能性を探った。
「浜松モデル」の医工連携を構築へ
医工連携:「浜松モデル」の医工連携を構築へ 寺尾俊彦・浜松医科大学学長
浜松医科大学は昨年5月、静岡大学と先端分野の共同研究や研究者の相互交流を図るための協力協定を結んだ。浜松医大の高度な医療技術・臨床実績と、静大工学部(浜松キャンパス)が有する優れた科学技術のシーズを結び付け、さらに地域企業も巻き込むことで、医工連携を強化するのが狙い。同協定による今後の産業創出ビジョンについて、浜松医大の寺尾俊彦学長に伺った。
「内視鏡ナビ」が導く安心・安全の手術
医工連携:「内視鏡ナビ」が導く安心・安全の手術 患者の負担が少ない手術法として、最近、普及が進んでいる内視鏡手術。浜松医科大学の山本清二准教授らのグループは、副ふ くびくう鼻腔への内視鏡手術を安全に行うためのナビゲーションシステムを開発した。同システムの開発には、浜松企業の光技術、3次元ソフト技術が大きく貢献。「チーム浜松」による共同研究の成果は、製品化まであと一歩のところまで肉薄している。
「プラズマ」で未来を切り開け!
医工連携:「プラズマ」で未来を切り開け! 半導体製造プロセスなど、様々な工業分野で利用されているマイクロ波プラズマ技術。静岡大学創造科学技術大学院長の永津雅章教授は、同技術を医療分野に応用して「マイクロ波プラズマ滅菌装置」を開発した。新装置は特殊な医療用包装紙でパックされた医療器具を70度程度の低温で滅菌処理。無害で安全な滅菌法として、近い将来の実用化が期待されている。
生命をつなぐ「チタン」の輝き
医工連携:生命をつなぐ「チタン」の輝き 一般的な日常用・工業用ねじの卸販売から、医療用特殊ねじなど独自製品の製造へ―。浜松市東区神立町に本社を置く橋本螺子株式会社は、チタン合金の加工技術を武器として新たな事業分野にチャレンジしている。それを支えるのは、同社の二代目社長、橋本秀比呂氏の「他社がやっていないことに挑戦しよう」という、浜松人ならではの「やらまいか魂」だ。
メディカル・イノベーションへの「羅針盤」
医工連携:メディカル・イノベーションへの「羅針盤」 浜松における新産業・新事業創出のためのコーディネート機関である三遠南信バイタライゼーション浜松支部。その中で、地域の医療とものづくりを結び付け、新たな成果の創造を目指しているのが浜松医工連携研究会だ。今回、同研究会の山内致雄代表幹事(株式会社電興社社長)、コーディネーターの吉田勝治氏に、今後の会の方向性やビジョンなどを語ってもらった。

カルチャー・トーク:日本と母国の架け橋となる人材を 松本雅美さん
カルチャー・トーク:松本雅美さん 浜松市南区の繊維問屋街にある「ムンド・デ・アレグリア」。
5年前、「外国人の子供たちに確かな教育の場を」という願いから生まれました。この学校は、南米系外国人学校として全国初の法人認可を受け、現在約130名の生徒が在籍。同校の創立者である代表理事の松本雅美さんに、子供たち、そして学校の未来に託す夢を伺いました。

起業浪漫:株式会社エフ・シー・シー
起業浪漫:株式会社エフ・シー・シー オートバイ用クラッチの世界トップメーカーとして君臨する株式会社エフ・シー・シー(F.C.C.)。現在、国内9拠点、海外14拠点でグローバルな生産体制を築いているが、そのルーツは合成樹脂製品を製造する浜松の小さな町工場だった。

探訪浜松の老舗:山口屋寿司店
探訪浜松の老舗:山口屋寿司店 古き良き時代、浜松市民の最大の楽しみは、鴨江観音(鴨江寺)にお参りし、松菱百貨店で買い物をして、帰りに山口屋で寿司を食べることだった、という。時を経た今、伝統の技と味はさらに磨きをかけられ、店は昔と変わらぬ賑わいを見せている。


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