
浜松では雪が降り積もることがほとんどなく、「自動車のタイヤチェーンを装着する機会があまりない」という方も多いかもしれませんが、実はこのタイヤチェーン生産は、浜松市の(株)エフ.イー.シーチェーンが全国生産の約5分の1(全国生産、年間約300万ペアのうち、約60万ペア)を占めています。自動車生産が活発化し始めていた1957(昭和32)年、西ドイツから最新鋭の自動製鎖機を輸入したエフ・イー・シーチェーン(当時極東製鎖(株))は、日本ではじめての近代的生産設備を持つタイヤチェーン工場としてスタート。以後、独自で開発した熱処理装置などを加え、着実な技術拡大を進めてきました。 常に使用者のニーズを第一に考えながら、品質・素材が開発、改良されてきたことは、タイヤチェーンの型の歴史を振り返っても明らかです。当初、直進走行に適した「はしご型チェーン」から始まり、さらに横方向のグリップ力にも優れた「亀甲型チェーン」が登場。また近年は、オリジナル「装着アーム」やワンタッチで簡単に装着できる製品を次々に開発。最近はカラフルなファッションとしての要素を取り入れたタイヤチェーンが作られています。これこそ「丈夫で、装脱着しやすく、ドライバーのフィーリングにマッチした製品を」というニーズに応えた製品づくりの姿勢といえるでしょう。こうした姿勢によって築き上げられた技術は、国内だけでなくアメリカやドイツなどからも高い評価を受け、今や世界ブランドとして活躍しているのです。 【もくじに戻る】 |
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