〜 光電子増倍管 〜
光がつむぐ命、そして未来

光がつむぐ命、そして未来  「光電子増倍管」は、国内でほぼ100%を浜松で生産しています。光電子増倍管とは、目には感じない波長や、極微弱な光まで検出することのできる超高感度光センサで、分析、高エネルギー物理、医用、宇宙用、環境測定など様々な分野で使用されています。浜松でしか作ることの出来ない部品・製品も数多く、浜松の光技術のシンボルといえるでしょう。

 この、光電子増倍管は、ノーベル賞級の大発見にも一役買っています。物質を構成する素粒子のひとつニュートリノの観測装置「スーパーカミオカンデ」には、直径50cmの光電子増倍管が12,000本使用され、ニュートリノを光でとらえ、計測する実験が行われています。1998年6月、観測の結果ニュートリノに質量があることが判明したと発表され、「素粒子物理学をゆるがす大発見」と世界的に話題になりました。

 また、人工衛星に光電子増倍管を搭せ、すい星のコロナ(紫外線)の観測をしたり、医療分野では、世界最高性能のPET装置(ポジトロン断層イメージング装置)を作り、これにより生物の認識や記憶という人の営みを、脳内の物質の動きとしてとらえることができるようになりました。レーザーを利用したガン治療が効果をあらわし、臨床医療においても重要な役割を果たしています。

 世界で初めてブラウン管にイの字を映し出した高柳健次郎氏に学んだグループが1953(昭和28)年に設立した浜松ホトニクス株式会社(旧浜松テレビ株式会社)は、高柳氏が尽力し勝ち取った「光を電気にかえる」技術の追求を継承し、今も氏の精神を引き継いでいます。

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