〜 マリンスポーツ製品 〜
新素材と高い技術の出合い

 浜松市は西側に浜名湖、南には遠州灘を有し、マリンスポーツのメッカとして知られています。

 浜松のマリンスポーツ製品は、昭和31(1964)年、ヤマハの川上源一社長(当時)が欧米視察で、FRP素材と出会ったことに始まります。FRP(Fiber Glass Reinforced Plastiic)はポリエステル樹脂とガラス繊維でつくられたプラスチックで加工しやすく、強度・耐久性に優れていて、軽いという特徴があります。

 川上社長はFRPの素材への幅広い可能性と、日本におけるマリンレジャー高まりを予測。昭和34(1967)年天竜工場の一隅で試作が開始されました。硬化材の量や、湿度や温度などの作業環境によって、品質は異なります。これまで培った技術力はありましたが、全く新しい素材への挑戦ですから、開発はたやすいものではありませんでした。しかし昭和35(1968)年に、「カタマランボート(双胴艇の意)」が完成し、高い評価を得たのです。

 その後の開発も目覚ましく、ヨットレースの世界最高峰「アメリカズカップ」にチャレンジするニッポン艇の製造開発に着手。見事準決勝進出の成績を残した平成5(1995)年の大会のニッポン艇は、ヤマハ新居工場で開発されたものでした。

 現在、国内で生産されている船外機の約60%以上、マリンジェットのエンジンの50%以上が浜松地方で生産され、日本一を誇っています。

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